セットアップマニュアル
以下の手順に従って TestArchitect ソフトウェアをセットアップし、ライセンスを最大限に活用し、自動化テストを開始してください。
目次
準備
1. ハードウェア要件
これらのハードウェア要件は、TestArchitect(TestArchitect Genie を除く)のすべてのバージョンに適用されます。TestArchitect クライアント | TestArchitect リポジトリサーバー | |
---|---|---|
OS | MS Windows: Windows 10 Windows 11 Windows Server 2016 Windows Server 2019 Linux: CentOS 7.9 | MS Windows: Windows 10 Windows 11 Windows Server 2016 Windows Server 2019 Linux: CentOS 7.9 |
RAM | 4 GB | 8 GB |
HDD/SSD | 最小 10 GB の空き容量 | 最小 10 GB の空き容量+すべてのリポジトリデータの合計サイズ |
CPU | 2 GHz デュアルコアまたは以上 | 3.1 GHz デュアルコア |
- TestArchitect Genie機能を有効にした場合は、詳細については推奨システム要件を参照してください。
2. TestArchitectサポートされるプラットフォーム
OS | サポートされるプラットフォーム |
---|---|
Windows 11 & Windows 10 | モバイル: - iOS 16.x - Android 13 - Appium 1.22.3 & 2.x デスクトップブラウザ: - Chrome 125, 126 - Edge Chromium 125, 126 - Firefox 126, 127 SAP: - SAP GUI Client: 7.6 Patch 4 - SAP Server: ECC 6.0 デスクトップアプリケーション: - .NET Framework: v4.8, v4.5.1, v4.5 (WPF, WPF_Telerik, WPF_XCeed, WINFORM, WINFORM_Telerik) - .NET v6 (WPF, WINFORM) - MFC - Oracle JAVA 6, OpenJDK 8, 11, 17, 21 - QT (on-demand) Database:
|
Windows Server 2016 | デスクトップブラウザ: - Chrome 125, 126 - Edge Chromium 125, 126 - Firefox 126, 127 デスクトップアプリケーション: - .NET Framework: v4.8, v4.5.1, v4.5 (WPF, WPF_Telerik, WPF_XCeed, WINFORM, WINFORM_Telerik) - .NET v6 (WPF, WINFORM) - MFC - Oracle JAVA 6, OpenJDK 8, 17, 21 - QT (on-demand) Database:
|
Windows Server 2019 | デスクトップブラウザ: - Chrome 125, 126 - Edge Chromium 125, 126 - Firefox 126, 127 デスクトップアプリケーション: - .NET Framework: v4.8, v4.5.1, v4.5 (WPF, WPF_Telerik, WPF_XCeed, WINFORM, WINFORM_Telerik) - .NET v6 (WPF, WINFORM) - MFC - Oracle JAVA 6, OpenJDK 8, 17, 21 |
Linux | - Firefox 78 Extended Support Release (ESR) - Oracle JAVA 6, OpenJDK 8, 17, 21 |
3. サブスクリプションアカウント
- サブスクリプションアカウントを準備する必要があります。
- アカウントを持っていない場合は、購入したサブスクリプションを保持するためにビジネスメールを使用してアカウントを登録してください。
- 後で TestArchitect ライセンス サーバーにログインするために、作成したサブスクリプション アカウントを準備してください。
4. ネットワーク環境
- TestArchitect を使用する時はオンライン環境であることを確認してください。
- ご使用の環境がインターネットにアクセスできない場合、または制限付き安全なネットワーク環境にある場合、[email protected] まで連絡しオフラインライセンスキーをご購入ください。
インストールガイド
以下でインストール手順を説明します。インストール後、Web サイトの自動テストサンプルを試すできる前にコンフィギュレーション設定といくつかの初期設定が必要です。
ステップ | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
1 | インストーラのダウンロード | ダウンロードされた二つのインストーラをチェックする |
2 | クライアントとリポジトリサーバーのインストール | ダウンロードされたファイルを展開、クライアントとリポジトリサーバーをインストールする |
3 | ライセンスサーバーのインストール | ライセンスサーバーをインストールする |
4 | ライセンスのセットアップ | ライセンスを設定、クライアントからライセンスサーバーと接続する |
5 | リポジトリサーバーの接続 | クライアントからリポジトリサーバーと接続、リポジトリを読み取る |
6 | 初期設定 | テストスクリプトを実行するための初期設定を行う |
7 | 動作確認 | セットアップ完了、スクリプトを実行する |
8 | よくある質問とトラブルシューティング | セットアップで困った時に役に立つ内容を紹介する。 |
1. インストーラの準備
1.1. インストーラのダウンロード
前章で言及されたサブスクリプションアカウントを使用して TestArchitect サイト(https://testarchitect.com) にログインし、[Free Download]ボタンをクリックします。
ドロップリストからお使いの言語と OS に合うビルドを選択してください。
チェックボックスにチェックを入れ、エンドユーザー使用許諾契約書およびプライバシーポリシーに同意します。
[Download]ボタンをクリックします。
- Note: ダウンロードで問題が発生した場合は、LogiGear([email protected])までご連絡ください。
- インストール後に言語を変更することはできませんので、TestArchitect のダウンロード時に適切な言語を選択してください。
- インストーラーファイルの名前の後の数字はビルドバージョンで、リリースごとに変わります。
TestArchitect をダウンロードすると、[.zip] ファイルに以下の2つのインストーラファイルが含まれています:
- TestArchitect IDE(クライアント)と License Server(ライセンスサーバー)
1.2. インストール環境
最適な方法として、複数の TestArchitect クライアントを使用する場合は、ライセンスの安全性を保つために、ライセンスサーバーとクライアントを別々の PC にインストールする必要があります。しかし、1台の PC のみクライアントを使用する場合、ライセンスサーバーとクライアントを同じ PC にインストールすることも可能です。
1.2.1. 単一 PC のパターン
全ての TestArchitect コンポーネントを一台の PC にインストールする。
- TestArchitect をすばやく簡単に試したい場合はこちらで環境構築を進めてください。
1.2.2. 複数 PC のパターン
ライセンスサーバーとクライアントを分けて、複数台の PC にインストールする
- 通常の開発環境では TestArchitect クライアントを複数台 PC で使用する、この場合はこちらの環境構築を行ってください。
2. クライアントとリポジトリサーバーのインストール
- TestArchitect にバージョンアップする場合、以下のことを強くお勧めします:
- 既存のリポジトリをバックアップする
- 古いバージョンをアンインストールする
2.1. システム上にインストールファイルが保存されたら、管理者権限でファイルを開いてインストールプロセスを開始します。 インストールのダイアログボックスが表示され、TestArchitect 使用条件を指定するソフトウェアライセンス契約が表示されます。
2.2. 続行するには、使用許諾契約を最後まで読み、[I have read and I agree with the terms and conditions of this license agreement](使用許諾契約条項と条件を読み、同意します)というラベル付いたチェックボックスを選択し、 [Accept]をクリックします。
2.3. インストールオプションには、クイックインストールとカスタムインストール2種類があります。
- クイックインストール: TestArchitect をデフォルト設定でインストールします。
- カスタムインストール:変更可能なインストール設定を選択し、必要に応じてデフォルトから変更します。
- 複数台デスクトップで環境を構築する場合はカスタムインストールでインストールする PC を分けてください。
インストール種類を選択し、以下の[① クイックインストール]手順または[② カスタムインストール]手順に従って進めてください。完了後、手順[2.4.サーバー構成]に続いてください。
- インストールすることで新しい SampleRepository がインストールされます。古いものがある場合は上書きされます。
- SampleRepository には TestArchitect のサンプルのテストモジュールが入っています。
オプション:以前に TestArchitect をインストールしたことがある場合、 インストール中、SampleRepository という名前のサンプルリポジトリを置き換えるかどうかを尋ねる確認メッセージが表示されます。
- [はい]をクリックすると、既存 SampleRepository が新しいコピーに置き換えられ、これまでに行った変更や追加がすべて失われます。
- 既存サンプルリポジトリで作業を続ける場合、[いいえ]をクリックします。
① クイックインストール
[インストールオプション] ダイアログボックスで、[クイックインストール]オプションを選択し、 [Next]をクリックします。
注意:- クイックインストールを選択すると TestArchitect クライアントとリポジトリサーバの両方のインストールを行います。
[インストール概要] ダイアログボックスが表示されます。
デフォルトインストール設定は、「現在設定」テキストボックスに次のように 表示されます。「Install」をクリックしてインストールプロセスを開始します。
実行中タスクを示すメッセージボックスと、インストール完了度を示す進行状況バーが表示されます。
以上ステップが終わったら、インストール手順「2.4.サーバー構成」から参照してください。
② カスタムインストール
[インストールオプション] ダイアログボックスで、[カスタムインストール] オプションを選択し、[Next] をクリックします。
注意:- リポジトリサーバとクライアントを別 PC にインストールする場合はカスタムインストールを選択してください。
[コンポーネント選択] ダイアログボックスが表示され、インストールする TestArchitect コンポーネントを選択できます。
コンポーネント横にあるチェックボックスをオンに設定すると、そのコンポー ネントがプロセス中にインストールされます。 逆に、チェックボックスをオフ にすると、そのコンポーネントがインストールされません。
上記の画像例)クライアントのみをインストールの選択
上記の画像例)クライアントとリポジトリサーバー両方をインストールの選択
「Next」をクリックしてインストールを続行します。[構成] ダイアログボックスで、[Browse]ボタンを使用して、TestArchitect のプログラムとデータ場所を選択します。 または、デフォルトの場所をそのまま受け入れます。 「Next」をクリックします。
[デスクトップショートカット作成] ダイアログボックスで、 TestArchitect のどのコンポーネントショートカットをコンピューターデスクトップ上で使用できるようにするかを選択できます。
上記の画像例)クライアントのみをインストールの選択
上記の画像例)クライアントとリポジトリサーバー両方をインストールの選択「Next」をクリックしてインストールを続行します。
[インストール概要] ダイアログボックスが表示されます。
「Install」をクリックしてインストールプロセスを開始します。
実行中タスクを示すメッセージボックスと、インストール完了度を示す進行状況バーが表示されます。
上記のステップを完了した後、以下のインストール手順「2.4.サーバー構成」から参照してください。
2.4. サーバー構成
「サーバー構成」ダイアログ・ボックスで、リポジトリ・サーバーを起動するアカウントを 2 種類から選択できます。
TestArchitect リポジトリサービスは、クライアントまたはコントローラからリポジトリサーバへの接続を行います。バックグラウンドプロセスで実行されます。
ローカルユーザーアカウント(デフォルト):サービスコントロールマネージャーが使用する定義済みのローカルアカウント。このアカウントはローカルコンピュータの特権を持ち、ネットワーク上のコンピュータとして動作しますが、ネットワークへのアクセス権が制限される場合があります。(詳細はこちらから)
指定アカウント:ローカルユーザーアカウントまたはドメインユーザー アカウントを指定します。リポジトリサーバーサービスが正常に開始できるように、アカウントが指定されたマシンの管理者グループに属していることを確認してください。
- ローカルシステムのユーザーアカウントは以下のようなフォーマットがあります: (“.\username”).
例: - 指定ドメインのユーザーアカウントは以下のような二つフォーマットがあります:
ディレクトリユーザー名
例:<domain>\<username>
例: - 指定ドメインのユーザーパスワード: アカウント対応のパスワードを入力してください。
2.5. TA Genieにリポジトリへのアクセスを許可します。
TestArchitect(バージョン9.5以上)をインストールする際、チェックボックスTA Genieにリポジトリへのアクセスを許可するを有効にすることで、TA Genieにリポジトリへのアクセスを許可してください。
2.6. アカウント種類を選択して「Next」をクリックします。
完了すると、[TestArchitect インストール完了] ダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックスのチェックボックスにチェックを入れると TestArchitect やクイックスタートガイドを開くことができます。
2.7.「Finish」をクリックする。
TestArchitect セットアップが完了しました。
3. ライセンスサーバーのインストール
- ライセンスサーバとクライアントのインストールの順番はどちらが先でも問題ありません。
3.1. ポート “8778”の確認
以下手順でインストール先 PC にポート “8778”が使用可能なことを確認してください:
① windows の PC で Powershell を開きます
② 以下のコマンドを実行します:
test-netconnection <local IP address> -port 8778
③ 以下スクリーンショットのように表示されましたら、正常に実行されていることを確認できます:
コマンドが成功しなかった場合、ポート8778を使用するために、インバウンド及びアウトバウンドポートルールを設定する必要があります。
詳細について、以下記事を参照してください:
- インバウンドポートルールを設定する:
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/security/operating-system-security/network-security/windows-firewall/configure#create-an-inbound-port-rule - アウトバウンドポートルールを設定する:
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/security/operating-system-security/network-security/windows-firewall/configure#create-an-outbound-port-rule
3.2. インストールの開始
TestArchitectLicenseServer.exe インストールファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
インストールのダイアログボックスが表示されます。
使用許諾契約を最後まで読み、[I Agree]をクリックする。
- バージョンアップ時はライセンスサーバをアンインストールした上でインストールの実行を行ってください。
3.3. インストール先の選択
TestArchitect ライセンスサーバープログラムとデータ場所を決めます。
変更する場合、[Browse]ボタンを押下して場所を変更してください。
- 初期表示されている場所からインストール先を変更する場合、インストール先を変更することができます。
「Next」をクリックして続行します。
3.4. インストール
[プログラムをインストールする準備ができました] ダイアログボックスで、 [Install]をクリックしてライセンスサーバーインストールを開始します。
ステータスメッセージにインストールの進行状況と実行中のタスクが表示されます。
3.5. インストールが完了しました。
このダイアログボックスチェックボックスを使用すると、 ライセンスサーバーをすぐに起動したり、ライセンスサーバーヘルプを開くことができます。
「Finish」をクリックします。
3.6. ライセンスマネジメントサービスへのアクセスチェック(ネット接続必要)
① PC がインターネットに接続できることを確認します。
② ライセンスサーバー PC の PowerShell を開いて、コマンドを入力します:
test-netconnection license.logigear.com -Port 443
③ 以下のように表示されれば、アクセスが成功したことが確認できます。
“TcpTestSucceeded”が False を返す場合、ライセンスサーバーがポート 443 を介して、 license.logigear.com に接続できるように、ネットワーク設定には IT 部門に問い合わせてください。
- ライセンスサーバーの初回起動時に、Windows ファイアウォールからライセンスサーバーへのアクセス許可を求められる場合があります。[Allow access]を押して、ライセンスサーバーの通信を許可してください。
ライセンスサーバーの 8778 ポートが公開されているかどうかを確認してください。そうでない場合は、上記のステップ 3.1 を確認してください。
以上でライセンスサーバーのインストールが完了しました。
4. ライセンスの設定
4.1. ライセンスの種類
ライセンスサーバーをインストールした後、有償ライセンスの購入または無償ライセンスの登録が対応できます。ライセンスは 3 種類あります:
- 無料ライセンス : Team
- 有償ライセンス : Enterprise 、RunOnly
ライセンスサーバーにライセンス情報、TestArchitect クライアントにライセンスサーバー情報を設定することでライセンスに応じた使用ができます。
- 有償ライセンス、無料ライセンスもライセンス登録の手順は同じになりますが、オンライン認証は手順が異なります。
4.2. ライセンスの認証方式
ライセンスの認証方式は二つあります。
- オンライン認証:TestArchitect サイト(https://testarchitect.com)でアカウントを登録するときに設定したユーザー名とパスワードを使って行う方法
- オフライン認証:ライセンスキーを使用して行う方法。
4.3. ライセンスサーバーでサブスクリプションアカウントのセットアップ
① オンライン認証
TestArchitect サイト(https://testarchitect.com)で登録したアカウントとパスワードを準備してください。
ライセンスサーバーマシンで、TestArchitec ライセンスサーバーアイコンをダブルクリック、または[Start]メニュー> [全てのプログラム] > [TestArchitect] > [License Server]でライセンスサーバーコントロールパネルを起動します。
ライセンスサーバーツールバーの[ライセンスの追加]ボタンをクリックしてライセンスを追加します。
[ライセンス追加]ダイアログで、[資格情報を使用してログイン] オプションを選択し、ユーザー名とパスワードフィールドにアカウント情報を入力します。
「OK」ボタンをクリックします。注意:- 有償ライセンスをお持ちの場合、アカウントのライセンスを購入すると、有償ライセンス (Enterprise/RunOnly) がアカウントに含まれます。
- 有償ライセンスの情報は、ライセンスコントロールパネルにも表示されます。
ライセンスが正常に追加されると、ライセンス情報がライセンスコントロールパネルに表示されます。
② オフラインライセンスキー
オフライン認証ライセンスキーの販売には制限があるため、サポートが必要な場合は予め TestArchitect 営業担当者 と連絡してください。
この手順では、LogiGear セールス チームがオフライン認証ライセンス キーを作成する必要があります。
オフライン認証ライセンスキーを取得するには、ライセンスのリクエストを行う必要があります。
ライセンスコントロールパネルのツールバーの「Request License」ボタンをクリック、または[File]メニューの[Request License…]を選択し、「Request License」フォームを開きます。「 Customer Information」タブの必須項目(*)を入力します。
注意:- https://testarchitect.com でアカウント登録時に使用したユーザ情報(名前、会社名、メールアドレス)を入力する
[License Request Information]の[License Server Machine Name (FQDN)]がデフォルトで選択されて表示されます。VPN による TCP/IP アドレスの変更を避けるために、ユーザーは自社の IT 部門にライセンスサーバーの FQDN を作成するよう依頼することをお勧めします。FQDN を作成しない場合は、TCP/IP アドレスが表示されます。
注意:- Fully Qualified Domain Name (FQDN)デフォルトでは[コンピューター名].[ドメイン名]の形式で表示されます。
利用範囲に合わせて、必要な Floating ライセンス(Enterprise 版適用)の個数、または Agent ライセンス(Run 版のみ)の個数を入力してください。
[OK]ボタンを押して、ライセンスリクエストのテンプレートを取得します。テンプレートが生成され、クリップボードにコピーされます。
取得した情報を貼り付けしてメールを LogiGear 営業チーム([email protected])に送信してください。
ユーザーのリクエストメールに対する返信は LogiGear 営業チームから連絡します。すべて問題がなければ、オフライン認証ライセンスキーとインストールガイドが送信されます。
これではライセンスサーバーにオフライン認証ライセンスキーを追加できる状態になります。
ライセンスサーバーのツールバーの「Add License」をクリックして「Add License」フォームを開きます。
「Add license(s) with license key」チェックボックスにチェックを入れ、「Login with credential information」チェックボックスのチェックを外します。
LogiGear スタッフからもらったライセンスキーをテキストボックスに入れます。
注意:- ライセンスキーは文字列であることに注意してください。文字列の先頭と末尾にスペースはありません。
「OK」ボタンをクリックします。全てが成功した場合以下の画像のような画面を確認できます。
4.4. ライセンス情報の確認
ライセンスが正常に追加された後、ライセンス情報を確認できます
ライセンスサーバーを起動し、アカウントを選択し右クリック > Limit Information を選択してください。
- TA Team を利用する場合、制限情報が制限情報ダイアログに表示されます。
- Enterprise を利用する場合、「Unlimited」と表示されます。
4.5. クライアントからライセンスサーバーの接続
- 複数台デスクトップで環境構築する場合、ライセンスサーバと TestArchitect クライアントは同じネットワーク(LAN)内にある必要があります。
① TestArchitect クライアントのツールバーから TestArchitect ライセンスダイアログを開け、次のパスを進んでください
[ヘルプ] -> [ライセンスサーバー] -> [ライセンス情報]
ライセンスのダイアログが表示されます。
- TestArchitect クライアントを初回起動したときに[TestArchitect Licensing]ダイアログが自動的に表示されます。
② 上記ダイアログにライセンスサーバーのアドレスとポート番号を入力してください。
- ライセンスサーバーの FQDN/ショートホスト名(またはマシン名)、TCP/IP アドレス、およびポート番号が、ライセンスサーバーのコントロールパネルの下部に表示されます。
- ノート: VPN による TCP/IP アドレスの変更を避けるために、TCP/IP アドレスの代わりに FQDN/ショートホスト名 (またはマシン名) を入力することをお勧めします。
画像例)
マシン:S5001249
ポート番号:8778
ライセンス情報の入力が完了したら、「OK」ボタンをクリックし、接続が応答するまで待ちます。
③ クライアントとライセンス サーバー間の接続が正常に確立されると、割り当てられたライセンスが同期され、ライセンスサーバーのコントロールパネルに表示されます。
これで TestArchitect クライアントを使用できるようになりました。
5. リポジトリサーバーの接続
5.1. リポジトリサーバーの起動
リポジトリサーバー PC で、リポジトリサーバーコントロールパネルを開きます。
ここはリポジトリサーバーの起動/停止状況です。
リポジトリサーバーが停止中の場合、[The repository server is stopped]が表示されます。
起動ボタンをクリックし、リポジトリサーバーを起動した後に[The repository server is started]が表示されることを確認します。
リポジトリサーバーがすでに起動している場合には上記手順は必要ありません。
5.2. リポジトリサーバーへの新規接続
TestArchitect クライアントを開き、ツールバーから [リポジトリ] -> [新規リポジトリ接続]をクリックし、リポジトリ接続のダイアログが表示されます。
または、TestArchitect クライアントのダッシュボードから[リポジトリに接続]をクリックし、リポジトリ接続のダイアログが表示されます。
追加ボタン(add)をクリックし、サーバー追加のダイアログが表示されます。
接続先のサーバー(Host name)とポート(Port)の入力欄があります。
① 単一 PC のパターン
TestArchitect クライアントとリポジトリサーバーが同一 PC にインストールされた場合、デフォルトの値のまま、OK ボタンをクリックし、ローカルのリポジトリサーバーに接続してください。
サーバー:localhost
ポート:53400
② 複数 PC のパターン
- 複数の PC で環境セットアップする場合、リポジトリサーバーと TestArchitect クライアントは同じローカルアクセスネットワーク(LAN)上にある必要があります。
TestArchitect クライアントとリポジトリサーバーが複数台 PC に分けてインストールされた場合、リポジトリサーバーのマシン名(または IP アドレス)とポート番号を取得します。
以下は、画像例のマシン名(または IP アドレス)とリポジトリサーバーのポート番号です。
マシン名:S5001249
ポート番号:53400クライアントのリポジトリサーバー追加ダイアログで、取得されたリポジトリサーバー PC のマシン名(または IP アドレス)とポート番号を入力します。
注意:- VPN によって TCP/IP アドレスが変更されるのを避けるため、TCP/IP アドレスの代わりにマシン名を入力することをお勧めします。
[OK]ボタンをクリックしてリポジトリサーバーにアクセスします。
接続失敗の場合は、まずリポジトリサーバーと TestArchitect クライアントがインストールされている PC が同じローカルアクセスネットワーク(LAN) 上にあることを確認します。
また、ポート 「53400 」が利用可能であることを確認してください。
リポジトリサーバーのデフォルトポート番号を変更することも可能です。
リポジトリサーバーのコントロールパネルで[change port]をクリックし、ポート番号を変更します。注意:- TestAchitect のデフォルトのポート番号範囲についての詳細:https://docs.testarchitect.com/ja/administration-guide/default-port-numbers-and-port-ranges/
上記の手順でリポジトリサーバーに正常に接続できます。リポジトリサーバー接続
[リポジトリ接続の追加]のダイアログに、接続済みのサーバーのリポジトリリストが表示されます。サンプルリポジトリにチェックを入れて、OK ボタンをクリックしてください。
サンプルリポジトリのステータスが[完了]に表示されると、サンプルリポジトリが使用可能になります
閉じるボタンをクリックし、[接続の進歩状況]ダイアログを閉じます。
5.3. サンプルリポジトリを開く
① サンプルリポジトリにログインする
TestArchitect クライアント左側のソースツリーにサンプルリポジトリが表示されます。
ダブルクリックし、ログインダイアログが表示されます。
OK ボタンをクリックしログインできます。
② サンプルリポジトリのテストモジュールを開く
サンプルリポジトリのツリーパネルからテストモジュールを開いてください。
上記のようにサンプルリポジトリのスクリプトを見ることができたら、すべての接続作業は完了です。
6. 初期セットアップ
6.1. ディスプレイの設定
TestArchitect を正しく実行させるにはディスプレイ解像度を 100%に設定する必要があります。
100%以外の値を設定する場合、Interface Viewer でインターフェイス要素をキャプチャする時に、オブジェクト認識にずれが発生したり、テスト実行が要素に対して正しく動作できなくなります。
① Windows のデスクトップ上で右クリックを行い、表示されるメニューから「ディスプレイ設定」を選択する。
②「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」を「100%」を選択し、「ディスプレイの解像度」をモニター自体の推奨解像度(画像例:1920x1080)を選択する。
- TestArchitect は、セカンドモニター画面などメイン画面以外の画面では正しく動作しません。
- TestArchitect を使用してテストを実行する場合はメイン画面で作業してください。
6.2. ウェブテストのための Google Chrome の準備
Chrome はリモートデバッグモード、つまりウェブアプリケーションをデバッグするためのリモートウェブインスペクタを使用します。唯一の要件はリモートデバッグモードが有効であることです。
① Google Chrome ブラウザの設定
TestArchitect で Google Chrome のウェブアプリケーションテストの自動化を適切に実行されることを確保するには、まずいくつか重要なコマンドラインスイッチを設定する必要があります。
Chrome が開いている場合は閉じて、実行中の Chrome 関連のバックグラウンドプロセスがあればすべて終了します。
Google Chrome デスクトップのアイコンを右クリックし、プロパティを選択します。
Chrome のプロパティウィンドウの[ショートカット]タブで、ターゲットテキストボックスの内容を編集します。
既存のコマンドに空白スペースを追加し、次のフラグを入力します。--remote-debugging-port=9222 --no-first-run --disable-web-security --allow-file-access-from-file --enable-views-textfield --force-renderer-accessibility
入力結果のコマンドライン文字列は以下のようになります:
"C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe" --remote-debugging-port=9222 --no-first-run --disable-web-security --allow-file-access-from-file --enable-views-textfield --force-renderer-accessibility
Note:ここで使用するフラグの機能を以下で説明します
–-remote-debugging-port=9222:
指定したポート(9222)で HTTP 経由のリモートデバッグモードを有効にします。 このモードは、インタフェースビューアおよびアイデンティファイツールでウェブコントローラーキャプチャすることをサポートします。自動テストを Google Chrome 上で正常に実行できることもサポートします。このフラグは必須であり、最も重要です。ポート 9222 が常に使用可能であることを確保します。
–-no-first-run:
実際の初回実行かどうかにかかわらず、そのタスクの実行をスキップします。具体的には、このフラグは、一番最初の実行ビーコンをドロップし、初回実行を防ぎます。そうしないと、自動化が失敗することがあります。
–-disable-web-security:
ウェブセキュリティをオフにします。クロスドメインテストをサポートするためにこのフラグは必要です。
–-allow-file-access-from-files:
ローカルファイルの読み込みを許可し、そして Google Chrome が対象マシンでこの操作を抑制されないようにします。
(セキュリティ上の理由から、デフォルトでは Chrome がローカルファイルを読み込まないことに注意してください。)–-enable-views-textfield:
Windows 環境でテキストフィールドのビューを有効にして、Javascript のポップアップの全てのコントロールを検出およびキャプチャ可能なことを確認します。–-force-renderer-accessibility:
デバッグレンダラアクセシビリティ機能を有効にします。このフラグは、マルチウィンドウセッションのテスト、つまり複数の Google Chrome インスタンスを同時に開いている場合をサポートするために必要です。OK ボタンをクリックする
Note:Google Chrome のバージョンによってブラウザを起動する時に以下の警告が表示される場合があります:
この問題は、-disable-web-security スイッチが Google Chrome のバージョンをサポートしていないことで発生します。ただし、パフォーマンスへの影響はないです。このポップアップを避ける簡単な方法はありませんので、警告を無視するか、メッセージの横にある X ボタンをクリックして閉じてください。
オプション:Google Chrome で現在有効中のフラグを確認したい場合、ブラウザを開いてこの URL に遷移:chrome://version/
有効なフラグはコマンドラインブロックに一覧されています。
② Chrome ブラウザで 100%ズームを設定する
TestArchitect では、HTML コントロールとその Web ページ上の位置を正しく識別するために、ブラウザのズームを 100% に設定する必要があります。
Google Chrome はデフォルトで 100%ズームを使用しています。手動でズームを変更した場合は、以下のいずれかの方法で元に戻すことができます:- [Ctrl]+[0 (Zero)]を押すと 100%ズームに戻ります。
- Chrome のカスタマイズとコントロールボタン をクリックします。ドロップダウンメニューから、ズームメニュー項目の[+]ボタンまたは[-]ボタンを使用して、値を 100%に設定します。
7. 動作確認
これまでの手順に従って進めることでセットアップ後、サンプルリポジトリのテストモジュール実行して、セットアップが正しいことを確認します。
7.1. サンプルテストモジュールの実行
左側のツリーパネルから以下のスクリプトをダブルクリックで開いてください:
[SampleRepository] > [ScrumBoard] > [User Interface Tests] > [UI Elements]
ツールバーの実行ボタンをクリックします。
その後、Chrome のバリエーションを選択して実行します。
テストを開始すると、ウェブブラウザが自動的に開いて、自動化プロセスが実行されます。
7.2. テスト結果の確認
正しく設定されていれば、テスト結果は「Pass」と表示されます。
テスト結果が 「Pass」でない場合は、上記の 「初期設定」手順を見直してください。
8. 困ったときのよくある質問
8.1. チュートリアル
TestArchitect の基本的な使い方は以下の URL に記載のある動画を参照願います。
テストモジュールの作成、インターフェース登録、テストコードの作成の方法を動画で紹介しています。
日本市場向けの TestArchitect のデモ:
https://www.youtube.com/watch?v=byN0ZpaSF98
8.2. アクションベーステストのリファレンス
TestArchitect で使用するアクションおよび設定に関するリファレンスです。
調べたいアクションを検索することができ、アクションの説明や使い方、サンプルスクリプトの使い方などを説明します。
- ビルトインアクションの参照情報 https://docs.testarchitect.com/ja/built-in-actions-reference/
- ビルトイン設定の参照情報 https://docs.testarchitect.com/ja/built-in-settings-reference/
8.3. ドキュメント
検索フィールドにキーワードや語句を入力すると、TestArchitect に関連するチュートリアル、ユーザーガイド、記事など、多くの有用な情報が記載されています。
以下を参照してください:
https://docs.testarchitect.com/ja
- 英語サイトになるのでブラウザの翻訳機能を使用し、日本語で閲覧してください。
8.4. FreshDesk サポートチケット
TestArchitect のサポートシステムで技術的な内容などについて質問することができます。対応速度はライセンスが有償(Enterprise、RunOnly)か無償(Team)かによって異なります。Enterprise サブスクリプションは Team サブスクリプションより迅速に対応します。
TestArchitect サイト(https://testarchitect.com)でを開く、登録したアカウントでログインしてください。
① チケットの登録
ログイン後、Support >[submit a Tiket]を選択しチケット登録画面に遷移してください。
チケット登録画面で質問事項を入力し、完了ボタンを選択し質問事項を送付してください。
質問の回答はメールにて送付されます。
- チケット送信サイトは英語ですが、作成していただくチケットは任意の言語の記載でも可能です。
② コミュニティフォーラムへの投稿
コミュニティフォーラムへ質問を投稿しメンバーに回答をもらう手段もあります。
ログイン後、Support > 「Forum」を選択しコミュニティフォーラム画面を開いてください。
トピックを検索したり、コミュニティに新しいトピックを作成することができます。内容を入力したら、完了ボタンをクリックして質問を投稿してください。
フォーラムのページで返事をもらうことができます。
- コミュニティフォーラムへの投稿は公開範囲の投稿になるため、投稿内容には注意してください。
- 英語サイトになりますが作成していただくチケットは任意の言語の記載でも可能です。
8.5. よくある Q&A
トラブルに対処する際によくある質問と回答がいくつかあります。ご参考ください。
No | 質問 | 回答 |
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1 | VPN の再接続などネットワーク環境が変わった際に TestArchitect を起動すると TestArchitect ライセンスダイアログで、以下のエラーとなり実行できません。 復旧方法を教えてください。 | VPN を再接続するなどネットワーク環境が変わり IP アドレスが変わる場合は LisenceServer への再ログインが必要になります。 以下の手順で復旧するか確認をお願い致します。 (1) ライセンス サーバを開く (2) 現在のアカウントをログアウトします。 (3) そのアカウントで再度ログインします。 (4) TestArchitect アプリケーションをライセンスに接続し、動作するかどうかを確認する。 |
2 | ライセンスの数え方は人単位でしょうか、端末単位でしょうか。 (当社には QA 専任者がおらず、開発者が散発的に利用するという使い方が想定される)。 | ホームページには開発者毎に購入と書いてあるが、端末単位の意味になります。 1台の Enterprise 端末を複数人で交代で使ってテストケースを作成したり、1台の RunOnly 端末で担当者の違う複数案件のテストシナリオを実行することも可能です。 |
3 | フリーの Team 版で開発したテストを RunOnly で実行することも問題ないのでしょうか。 | 問題ありません。 フリーの Team はテストモジュールが100個までの制限があるため、 範囲内に収まるのであれば Team で開発しても問題ありません。 |
4 | 1 つの自動化環境配下で複数のアカウントを使うことは可能でしょうか。 | 1つのライセンスサーバで複数アカウントを使用することはできません。 複数の端末を使用する場合は 1 つのアカウントに複数のライセンスを購入する必要があります。 |
5 | TestArchitect の Web レコーダー機能を使った場合に、エラーが発生しました。 同様にブラウザを使ったテストモジュールで実行を行うとエラーが発生します。 原因や回避する方法はありますでしょうか。 | WebDriver のバージョンが最新でないことで問題が発生したと考えられます。 以下の手順で TestArchitect オートメーションエージェントマネージャ画面で 最新の webDriver を設定して下さい。 TestArchitect オートメーションエージェントマネージャ画面への遷移は以下になります。 TestArchitect のメインメニューバー > ツール > 自動化エージェントマネージャー 詳細は以下を参照お願いします。 https://docs.testarchitect.com/ja/automation-guide/application-testing/testing-web-and-ria-applications/testing-web-applications/automated-web-testing-with-webdriver/configuring-webdriver-server-amp-client/ |
6 | TestArchitect のフリー版をインストールしたいのですが、 フリー版と有料版はインストーラーは別のものになるのでしょうか。 | TestArchitect のフリー版(Team)と有料版(Enterprise)のインストーラーは同じものになります。 購入いただいたアカウントをライセンスサーバに登録することで Enterprise が使えるようになります。 |
7 | Enterprise を購入したアカウントで Team の使用は可能でしょうか。 | 使用することはできません。 Enterprise 版、RunOnly 版を購入したアカウントでフリーの Team 版の使用はできません。 |