テストモジュール
アクションベーステストでの全てのテストの作成と実行はテストモジュールで行われています。
テストモジュール
テストモジュールは、テストを作成するためのファイルです。その本質は、類似するスコープを持つテストケースのグループを格納するものです。通常、TestArchitectでのプロジェクトは複数のテストモジュールで構成され、プロジェクトのフォルダやサブフォルダにまとめられます。各テストモジュールは独立に動作するように設計されていますが、テストモジュール内のテストケースは依存関係があります。
アクションベーステスト の重要な成功要因は、テストを区別して定義されたテストモジュールに分割することです。テストモジュールでは、すべてのアクション、特にチェックアクションのグループは、テストモジュールの定義されたスコープに直接に関係する必要があります。こうすることで、大規模なテストを容易に把握することができ、テスト対象のシステムに対する機能的な変更が、テストスイートのみに局所的な影響を与えます。(関連テストモジュールしかが影響を受けません。)
テストモジュールには、目的とテストケースが含まれます。目的は、テストモジュールの範囲をさらに絞り込むための補助的なものです。これによって、テストケースを読む人はテストケースがなぜそのように設計されているのかを理解することができ、監査者はテストの正しさや完全性を素早く把握することができます。
テストモジュールをうまく設計するために心がけることもあります。テストモジュールは、技術的な知識が少ない部外者や、詳細な知識を持たない部外者でさえ読めることです。テストを実行する必要な詳細情報 (ダイアログボックスを開くためにどのメニュー項目を選択するかなど) は、テストモジュールのスコープにとって重要な役割を持っていない限り、テストモジュールに表示しないほうが良いでしょう。詳細情報はアクションで表示し、一つの場所に保存するべきです。
テストモジュールのテンプレート
作成した後、TestArchitectはテストモジュールにお勧めしたテンプレートの見出しを入力します:
TEST MODULE見出し: 文書行として、この見出しは1行目に固定され、テストモジュールでの選択できずに、削除できない見出しです。
OBJECTIVES見出し: OBJECTIVESセクションは、テストケースに関するすべての目的を保持します。このセクションに記載されている目的は、テストモジュールの範囲を定義します。テストを読む人はテストケースがどうしてそのような方法で設計されているかの理由を理解することができ、監査人はテストの正確さ、テストの完全性を素早く理解することができます。
注意:test objectiveの組み込みアクションのみがOBJECTIVEセクションに表示します。それ以外は次のエラーダイアログボックスが表示されます。INITIAL見出し: テストモジュールの
INITIAL
セクションは、テストの初期化に必要なアクション行を含みます。(特別、モジュールでの全てのテストケースのはそのアクションを使用する場合です)。例えば、テスト対象のアプリケーションを起動し、初期化するための行などは、通常ここに表示されます。TEST CASE見出し: 代表的な見出しで、代表的なテスト目的の行の下に立ちます。TEST CASE見出しとテスト目的の存在はその役割を表しています。通常、テストには複数のテストケースがあり、テストケースに一つ以上のテスト目的があります。
注意:TEST CASE見出しの下にテストケースのテスト目的を入力する前に、OBJECTIVES見出しの下にテス トのすべてのテスト目的を入力しなければなりません。そうしないと、以下のエラーダイアログ ボックスが出ます。FINAL見出し: こちらはテスト終わったら、アプリケーションを閉じることなどの掃除操作を置くところです。
代表的なテストモジュールは以下の通りです:
INITIAL, FINAL, TEST CASE, TEST OBJECTIVE 全部は組み込みアクションです。しかし、それらはテストケースを実行する時に、同時に実行しません。次の2つの目的があります:
- まず、これらは文書的、組織的な機能を果たします。特に TEST CASE と TEST OBJECTIVEはそうであり、全体的なテスト計画の中で、アクション行の各セクションの役割を指定します。
- 次に、INITIAL, FINAL と TEST CASE のアクションは実行のエントリーポイントを果たします。実行の初めに、セクションの実行するアクション行を正確に指定することができます。
上で述べたお勧めのテストモジュールテンプレートに従っていない場合、テストモジュールを保存する時に警告ダイアログボックスが表示されます。とにかく続けます ボタンをクリックして、警告ダイアログボックスを無視することができます。
関連概念