データ駆動型テスト
アクションベーステストでは、アクションベーステストがデータセットに適用することができます。
データセットはテスト手順に順番に提供されるデータ値の行を含むワークシートのようなファイルです。テスト実行中、データセットの各行に対して、一連のアクションが繰り返されます。このテスト方法は、一般的にデータ駆動型テストと呼ばれています。各データ行は、入力値を指定し、期待される結果を指定することもできます。
テストが順番にデータ行を繰り返すように、use data setとrepeat for data setのアクションが使用されます。その2つのアクションで囲まれたアクション行のブロックが、各データ行に対して繰り返されます。データセットのカラムヘッダは、現在処理されている行の各カラム値を得るための変数としてテストで使用することができます。
TestArchitectのデータセット機能は、フィルターにも対応しています。フィルターをすると、データセット内の特定の条件を満たす行のみをテストに適用できます。
テスト設計の観点から、データセットの各行に対してアクション行のブロックを実行することはお勧めではありません。一般的に、各行のデータを処理するアクションを定義したほうがいいです。例えば、20人の顧客がいて一人ずつの購入、クレジットカード番号などをシミュレートしたいと仮定しましょう。もちろん、データセットの1行ずつは1人の顧客だけの情報です。アクションを作成し、それをenter customerと呼び、use data setとrepeat for data setアクションの間に挟み、各顧客/行の処理を処理させることもできます。これは通常、データセットベースの変数を使ったループより読みやすくなります。また、このアクションの利点はいつでも再利用できることです。
データ駆動のアプローチのバリエーションとして、データセットを外部ソースから、例えばデータベースクエリの結果から、投入させる方法があります。そして、そのようなクエリから得られる各レコード(つまりデータ行)に対してテストを繰り返すことができます。